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2022.12.26

SBAC通信 12月号(2022)

SBAC通信      
12月号   2022年12月26日

~お困りのときはスバックへ~

こんにちは!株式会社スバックのメールマガジンです。このメールは、お取引先やご名刺を頂戴しました皆さまに、弊社をもっと知って頂くため、取扱製品のご紹介や時事ニュースなどの情報をお届けしています。ご覧頂けると幸いです。


Sales Contents
(EV化によるワイヤーハーネス需要拡大に期待?)

ワイヤーハーネスを取り巻く現況について株式会社タカチホは1966年に創業し、福島県郡山市に本社を置くワイヤーハーネスを製造・販売する会社で、2017年8月より株式会社スバックの100%子会社となりました。
今回は、他業種の皆様にも共通する部分が有るかと思いますが、ワイヤーハーネスを製造する中で、仕入部品の観点より昨今の現況をお話したいと思います。

ワイヤーハーネスは大きく分けて、電線・端子・コネクターで構成されます。その部品生産の多くが人件費の安い東南アジアに集中しており、2020年からのコロナ禍によるロックダウンや工場操業停止などがこれらの地域で発生したことにより部品のサプライチェーンが徐々に途絶え始めました。

そういった中で追い打ちをかける様に、2021年2月に米国テキサス州を襲った大寒波による影響で、石油化学プラントは大きなダメージを受け、樹脂材料を製造する化学メーカーはフォースマジュール(不可抗力による供給制限)宣言を出し、コネクターなど樹脂製品の供給が更に悪化することとなります。

その後、世界はWithコロナへ舵を切り、自動車生産が一斉再開し、テレワークや巣ごもり需要拡大などにより、部品の争奪戦が始まります。多くの製造業各社は部品確保のため必要以上の部品発注を行います。仕入先メーカーは受注順の対応を原則としているため、標準的なリードタイム(L/T)は長期化し、後から部品を発注した会社は前の注文が捌けるまで部品がなかなか入手出来ない状況が現在も続いています。

また、電線・端子・コネクターなどの部品は年々購入ロットの単位が大きくなっており、必要以上に購入しなければならないケースも増えています。加えて、部品を始めとして、あらゆるものの値上げラッシュが続いていることは、皆さん容易に想像出来ると思います。

タカチホから見た仕入部品の標準的なL/Tは、メーカー毎にバラツキはありますが、端子・コネクターは6ヶ月から8ヶ月という先が多くなっています。部品によっては入手に1年以上掛かる部品も少なくありません。このため、部品を標準的なL/Tより短い期間で調達しなければならない場合、通常仕入先ルートでは間に合わないことから、インターネットによる市場調達となり、こちらも部品の争奪戦となっています。電線は規格品であれば比較的安定供給していますが、カスタマイズ製品になると入手に1年以上掛かる場合もあるので要注意です。

以上の様に、ワイヤーハーネス業界は部品調達の観点で大変厳しい状況が続いていますが、ここ最近になって不思議と混乱は少なくなってきました。理由としては、お客様のご理解が進み納期はこれぐらい掛かるものだという考えが浸透してきたことと、標準L/Tを意識した前倒しのご注文が増えてきたためと思われます。

厳しい状況下ではありますが、スバックとタカチホは、お客様のご要望にお答え出来る様、全力で取組んで参りますので、ワイヤーハーネス関連でお困りごとや相談などございましたら、お気軽にご用命ください。


Basic Knowledge of Company
(スバックグループ拠点の風景~スバック長野営業所編)

スバックグループの各拠点所在地の名所・名物などを連載しています。お近くにお越しの際はお気軽にお立ち寄りください。

今回は長野営業所の地元伊那市の名物のご紹介です。
伊那市は長野県南部に位置し、東西を南アルプス(赤石山脈)と中央アルプス(木曽山脈)の二つの日本アルプスに挟まれた谷間にあります。また市の中央部を一級河川の天竜川が縦断する自然が豊かなのどかな町です。そんな伊那市で最近話題の名物が「ローメン」です。郷土料理から地域の町おこしの一役を担っていたB級グルメは、バラエティー番組の秘密のケンミンショーなどで紹介され、最近では徐々に全国的にも知られるようになっています。
ローメンとは太めの中華麺を蒸し、炒めた羊肉(マトン)と野菜を加えたラーメンでも焼きそばでもない、この地方独特の麺料理です。店によって汁入りや汁なし麺を出すところがあります。また卓上に置かれたソース、一味又は七味唐辛子、酢、ゴマ油、ラー油、おろしニンニク等を加え、自分好みの味を作っていくのが特徴です。
ローメン発祥の地と言われるのが、史蹟になっている天竜川船着場付近にある1955年創業の中国風菜館『萬里』。東京や横浜の中華料理店で修業した創業者の店主が、当時は冷蔵庫が無い時代で麺の日持ちが悪かったことから、保存目的で生麺を深蒸しにしました。肉は「地域で飼われている羊を羊毛以外に利用できないか」と相談を受けた飲食店で出されたのをきっかけに、羊肉を使用するようになったと言われます。野菜は長野県で多く生産されるキャベツを使い絶妙の歯ごたえを出します。
地元の方はもちろん、観光客や出張者が舌鼓を打つローメン。スバック長野営業所にお立ち寄りの際は、是非 “うま伊那(いな)ローメン、おいし伊那(いな)ローメン”をお試しください。
【ご参考】伊那ローメンズクラブHP http://ina-romen.com




Action Report
(ロボット・航空宇宙フェスタふくしま2022に出展しました)

10月号でご案内しました通り、11月25日(金)26日(土)に福島県郡山市で開催された「ロボット・航空宇宙フェスタふくしま2022」に、グループ会社タカチホと共同で出展しました。スバックからはコアレスモータ社の各種モータとコアレスモータ搭載の電動車椅子及びコアレスモータを使った小型風力発電機を展示、タカチホからは各種ワイヤーハーネス・高速データ伝送コネクタなどを紹介しました。
今年も既存の車椅子にコアレスモータのインホイールモータとバッテリー・コントローラーを後付けした電動車椅子は子供たちが順番待ちして試乗体験。また再生可能エネルギーに注目が集まる中、微風から強風まで対応可能な小型風力発電機のデモンストレーションにはビジネスマンから一般の方まで多くの方に関心を寄せて頂きました。
当日は139の企業・団体が出展、主催者発表で約5,000人のお客様に来場頂き大盛況のうちに終了しました。


<コアレスモータ社による小型風力発電機コンセプト紹介YouTube>https://youtu.be/z0GhFn8aNG0

Column
(年末年始休業のお知らせ)

弊社は誠に勝手ながら、以下の期間を年末年始休業とさせていただきます。

 年末年始休業期間: 2022年12月29日(木) ~ 2023年1月5日(木)

休業期間中にいただいたお問い合わせにつきましては、営業開始日以降に順次回答させていただきます。ご不便をおかけいたしますが、ご了承の程お願い申し上げます。

さて引き続きのコロナ禍に加え、今年はロシアのウクライナ侵攻と暗い話題の一年でしたが、今月はサッカーワールドカップカタール大会において快進撃の日本代表から、勇気と諦めない強い気持ちをもらいました。

きたる2023年(令和5年)が平穏で皆さま、ご家族にとって素晴らしい年になりますよう祈念しております。来年もスバックを宜しくお願い致します。皆さま良いお年をお迎えください。

今月号は、如何でしたか?これからも弊社に関する情報をお届けしていきますので、お楽しみ下さい。また、ご意見ご要望がございましたら、ご連絡頂ければ幸いです。 
本日は以上です。引き続きどうぞ宜しくお願い申し上げます。


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